Discography

ジャケットイメージ

4th Album

GLIDER

2003.9.10 on sale
PICZ-1011 ¥2,940(税込)

  1. Sweet Radio feat.西寺郷太作詞曲:田岡美樹、市川裕一&西寺郷太

    もともとサビ(コーラス)のパートだけが存在していたこの曲は、色んなイマジネーションをインディゴに与えてくれた曲です。サビからメロディーを広げていき、アレンジも音色も構成も今までには無いぐらいにギリギリ“ディスコ”な感じを作り、作っていく中で西寺郷太くんをフィーチャーしたい、それ以外無い!という具合にハイテンションに出来上がって行った曲です。メロディーや詞の部分でも西寺郷太くんと共同作業で作った、インディゴとしては初のコラボレーション作品でもあります。楽曲としてはクールな印象ですが、二人のかけあいのボーカルや後半に向かって厚くなってゆくコーラス、エイティーズテイストのシンセベース&クラップがアクセントのトラックがテンションの高さを伝えてくれるメロウ・チューンです!

  2. DAYDREAM作詞曲:市川裕一

    エマーソン北村氏に参加してもらったラヴァーズレゲエ・チューン。曲が出来た時はエマ−ソン氏にアレンジごとお願いしようと思っていた曲ですが、本当の意味でのコラボレートをしようということで、市川がアレンジして、エマ−ソン氏にキーボードアレンジで参加してもらいました。エマーソン氏のジャッキー・ミットゥばりのハモンドオルガンがリズムをみずみずしく彩り、ボーカルの透明感をより引き立ててくれた夏っぽい1曲に仕上がりました。インディゴとしては初のレゲエトラックですが、実はこういう方向もすっぽりはまることが発見できた1曲でもあります。

  3. 私のうた作詞:田岡美樹/作曲:市川裕一

    シンガーソングライターの櫛引彩香さんにコーラスで参加してもらった、ミディアムの優しい歌です。インディゴと櫛引さんは以前から交流があり、特に田岡はプライベートでも仲が良いふたりです。曲が先にあって田岡が歌詞を作り、曲のテーマが固まったと同時に、彼女に参加してもらうというアイディアが2人から同時に出て来たという運命的な曲です。櫛引さんと田岡のハーモニーがこの上なく優しく響く、暖かい曲になりました。「私のうたが たくさんの言葉よりも せめて君の道しるべになれ」という二人の共通した思いを歌うというテンションとメッセージが優しく伝わってくる、このアルバムで伝えたいメッセージの核とも言える楽曲です。

  4. サンデー・モーニング作詞:田岡美樹/作曲:市川裕一

    今回初の挑戦となる“詞先”の曲。今回のアルバム用に、田岡美樹が“恋愛”をキーワードに数曲の詞を挙げて、その中から市川裕一がメロディー、アレンジを作っていきました。これまでの作品よりもよりくっきりと、歌詞の情景や映像が浮かび上がる爽やかな作品になりました。ギターのカッティングから始まるミディアムテンポのAORサウンドが抜けの良い楽曲をさらに軽やかにしています。

  5. IN THE WIND作詞曲:市川裕一

    斉藤誠氏による小気味良いバッキングギターと正富一成によるフルートのリフが、曲の持つ疾走感をさらに引き立てるドライビング・チューン。70年代のアイズレー・ブラザーズを彷佛とさせるフリーソウルライクな楽曲にさらに躍動感を加えてくれたのは曲の後半にフィーチャーされた斉藤誠氏によるギターソロと、“ソウルな”フェイク。田岡のアーシーなボーカルとの絶妙なマッチングが聴きどころです。

  6. 好きだから作詞曲:市川裕一

    市川の詞曲によるアルバムの中でも深い味わいの1曲。ボーカルのリバーブ感、クールなリズムトラックがこれまでのインディゴには無かった音楽観を発見させてくれます。曲の持つクールさと、空間の中の音像の配置を生かしたアレンジが、アルバムの中でもある意味最もヴォ−カル力を要求する楽曲となり、レコーディングでは実は歌入れに最も時間をかけた曲でもあります。

  7. MERMAID作詞曲:市川裕一

    エイティーズのポップス/ロックが持っていたメロディーの良さ、豪華なリバーブ感による気持ち良さやどこか儚い感じを形にしたのがこの楽曲です。CARSなどのアメリカンポップスへのオマージュを感じさせるサウンドとゆったりとしたテンポの心地よい作品。

  8. SONG FOR YOU作詞曲:市川裕一

    エルボウ・ボーンズあたりの美メロ・フリーソウルを彷佛とさせるアッパーで明るいナンバーです。「溢れる想いを残らず書き留めて メロディーに乗せて」というインディゴの想いをそのまま詞にした、聴いていて不思議と嬉しくなってくる作品です。「私のうた」でも歌っている“音楽で伝えたい思い”を感じて下さい。

  9. SUNFLOWER FIELD作詞:浜崎貴司/作曲:市川裕一

    浜崎貴司さんに書いてもらった“痛い”歌詞は、インディゴに新しい表現方法を与えてくれました。浜崎さんにこの曲のデモとインディゴの過去の作品を事前に送り、歌詞の打ち合わせに臨んだ時点で、既に出来上がっていた歌詞はまさにストライク。インディゴでは表現し切れなかった生々しい痛みや感情の赤裸々な表現を詞にしてくれていました。サウンド的にはスタイルカウンシルあたりの80年代のUKロック/ポップスで、爽やかな楽曲ですが、この歌詞とそれを受けてのヴォ−カルのざらついた感触が今後のインディゴの作品にも大きな影響を与えてくれそうな予感がする作品です。

  10. さみしさのかたまり作詞:田岡美樹/作曲:市川裕一

    詞先により生まれた楽曲。この曲もこれまでのインディゴの歌詞の世界ではあまり見られなかった“とことん寂しい気持ち”を歌った曲です。リズムトラック、ミュートギター、シンセのリードが80's〜90'sのR&Bを思わせるサウンドながら、田岡美樹のヴォ−カルにより完璧にインディゴサウンドとして消化されています。

  11. そういうことは、あなたがして作詞曲:田岡美樹

    田岡美樹の弾き語りから出来た作品。男からするとつきあってる彼女のわがままや下らない話につきあうのがけっこうしんどかったりするのですが、そういうことが大事なんだなぁと妙に説得力のある歌です。なんでもない歌詞に見えて、実は女の子の気持ちを的を得て表現している侮れないナンバーです。

  12. スーパーボール (EXTENDED DISCO DUB)作詞:田岡美樹/作曲:市川裕一

    7月30日に先行で発売したシングル「Sweet Radio」のカップリング曲のリミックスをアルバムには収録しました。この曲も詞先で作った楽曲で、バグルズやホール&オーツなどの80年代ポップスを意識した作りになっています。808の4ッ打ち風という“チープ”な打ち込みサウンドはこれまでのインディゴの作品には見られなかった傾向ですが、今の気分で、自分達でも聴きたい音楽を作ってみようという意識の元に出来上がった今回の作品作りを最も象徴する作品と言えるかも知れません。リミックスは、アルバムのレコーディングを全て手がけた中村督によるロングエディット。“エイティーズ”というキーワードにこだわり、オリジナルトラックの素材を使ったトリッキーなエクステンディッド・バージョンを聞かせてくれます。このバージョンは「Sweet Radio」のアナログ盤12インチシングルにも収録。

  13. Sweet Radio feat.西寺郷太 (YUKIHIRO FUKUTOMI REMIX) 作詞曲:田岡美樹、市川裕一&西寺郷太

    今回のコラボレートの中でも最も意外な取り合わせとなった福富幸宏氏による先行シングルのリミックスバージョン。日本を代表するDJ/クリエイターの福富氏による完全フロア向きのファンキーなジャズチューンを作ってくれました。ウッドベースとブラシが印象的な4ビートのリズムに、ハモンドが気持ちよく絡む小気味良いトラックに西寺郷太と田岡美樹のボーカルが絶妙に溶け合った最高のフロアチューンです。このトラックをメインにした12インチアナログ盤は発売後即完売!フロアで話題の楽曲になっています。

All tracks arranged by 市川裕一
Recorded&mixed by 中村督(Except M-13 Remix produced by 福富幸宏)

  • 西寺郷太: Vocals&Chorus on「Sweet Radio」
  • エマーソン北村: Keyboards(Hammond B-3) on 「DAYDREAM」「私のうた」
  • 櫛引彩香: Chorus on「私のうた」
  • 斉藤誠: Guitars&Chorus on 「IN THE WIND」
  • 正富一成: Sax on 「Sweet Radio」「SUNFLOWER FIELD」「MERMAID」「SONG FOR YOU」/ Fllute on 「IN THE WIND」
  • 石井慎太郎: Trumpet on 「SUNFLOWER FIELD」

KUNIEKAI

ジャケットイラスト:カンバラクニエさん
http://www.kuniekai.com